皇室

1.皇家虐殺以前
皇族の内、有能な者だけで構成された統治機構。
帝国全体の核となる政治・政策を行っていた。
猜疑心が強く用心深かったライナルトは、皇家虐殺が起こるまで、
政治の中核を皇室に所属する一族だけで担っていた。
皇室所属の皇族が認め特権を与えた者を、皇室に迎え入れ政治を手伝わせる事もあったが、
あくまでその特権を与えた皇族の補佐に留まらせ、国政は自身と自身が認める血族で独占していた。
といっても、ライナルトは特に一族意識が強い訳ではなく、
素性の知れない者を中枢に置くことを嫌っていただけであり、
その証拠に、近親に対しても能力主義を以て人事を行っていた。
帝国建国期に、第二皇子ヘルフリートと第三皇子オスヴィンを皇室に招き、自身の補佐をさせる一方で、
第一皇子ヴェルナーフォルスター騎士団の長に任じていたのは、その最たる例である。

2.皇家虐殺以後
帝国における統治機構。
皇家虐殺事件によって政を担っていた皇族が尽く失われ、帝国中枢が人材不足に陥ったことを受け、
ライナルトは政体を変革。冷遇していたヴェルナーを立太子させると共に、皇室に迎え入れ、
ヴェルナーを補佐していたハルトヴィヒを宰相に任じ、
皇帝との血縁を問わず、政に長けた者を皇室に招聘するようになった。

  • 最終更新:2016-11-25 01:57:33

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